【GAS】スプレッドシートの特定セル編集をトリガーにSlackへ自動通知する方法

2020-04-18 / 2025-11-26

スプレッドシートでのタスク管理や情報共有は非常に便利ですが、「ステータスが更新されたらSlackで通知する」といった定型作業を手動で行っていませんか？

この記事では、Google Apps Script (GAS) を使って、スプレッドシートのステータスが「新規」に変更されたら、その内容を自動でSlackに通知する方法を解説します。

このスクリプトを使えば、上記のようにステータスを変更するだけで、以下のようにSlackの指定チャンネルへ自動で通知が届きます。

手動でのコピー＆ペースト作業から解放され、チームの情報共有をスムーズにしましょう。

ちなみに、ステータス変更と同時に担当者名や日付を自動入力する方法はこちらで解説しています。

【GAS】スプレッドシートの特定セル編集時に日付と担当者を自動入力する方法【業務効率化】

Google Apps Script（GAS）を使用して、スプレッドシートの特定の列が編集された際に、自動で日付と編集者の名前を入力する方法を解説します。onEditトリガーを活用し、課題管理票などの更新作業を効率化しましょう。

Google Apps Script 始め方スプレッドシート活用例を各ショップで検索

楽天市場で探す Amazonで探す Yahoo!ショッピングで探す

完成したGASコード

まずは今回作成するコードの全体像です。コピーしてすぐにお使いいただけます。

/*
 * 関数概要
 * スプレッドシートのステータスが「新規」に編集されたら、Slackに内容を通知する
 *
 * 引数
 * e イベントオブジェクト(起動時の情報が含まれています)
 * 
 * 戻り値
 * なし
*/
function sheet_postContent(e) {
	// ヘッダーの行番号
	const hedaerRow = 2;
	// 通知させる内容が書かれている列番号
	const contentCol = 5;

	// 編集されたシート
	const sheet = e.source.getActiveSheet();
	// 編集されたセル
	const currentCell = e.source.getActiveCell();
	// 編集された値
	const currentValue = currentCell.getValue();
	// 編集されたセルの行番号
	const currentRow = currentCell.getRow();
	// ログ
	Logger.log("行番号:" + currentRow);
	Logger.log("編集された値:" + currentValue);

	// ヘッダー以降で、編集された値は「新規」の場合にSlack通知させる
	if (hedaerRow < currentRow && currentValue == "新規") {
		var content = sheet.getRange(currentRow, contentCol).getValue();
		Logger.log("送信する内容:" + content);
		slack_postMessage(content);
	}
}
/*
 * 関数概要
 * Slackに指定テキストを#sampleに送信する
 *
 * 引数
 * message Slackに送信したいテキスト
 * 
 * 戻り値
 * なし
*/
function slack_postMessage(message) {
	const token = "Slackで取得したトークン";
	const apiUrl = "https://slack.com/api/chat.postMessage?token=" + token;
	const payload = {
		"channel": "sample",
		"text": message
	};
	const options = {
		"method": "post",
		"payload": payload
	};
	UrlFetchApp.fetch(apiUrl, options);
}