【GAS】LINE BOTでユーザーIDを取得する方法｜Webhookで情報を受け取る

2019-11-03 / 2025-11-27

この記事では、Google Apps Script (GAS) を使って、LINE BOTと友だちになっているユーザーの「ユーザーID」を取得する方法を解説します。

ユーザーIDは、特定のユーザーにメッセージを送信（プッシュメッセージ）したり、ユーザーごとの情報を管理したりする際に必須となる重要な情報です。

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事前準備

チャンネルアクセストークンの取得

LINE Developersコンソールから、利用するBOTのチャンネルアクセストークンを取得してください。詳しい手順は以下の記事で解説しています。

【初心者向け】LINE Messaging APIのアクセストークンを取得する方法を解説

LINE BOT開発に不可欠なMessaging APIのチャンネルアクセストークンを取得する手順を、実際の画面キャリプチャを交えて詳しく解説します。LINE Developersへの登録からプロバイダー、チャンネル作成、トークン発行までを網羅。

GASでユーザーIDを取得するサンプルコード

以下のコードは、ユーザーがBOTにメッセージを送った際に、そのユーザーのIDを取得し、オウム返しで返信するサンプルです。LINEプラットフォームからのWebhookリクエストをGASのdoPost関数で受け取ります。

コード内の TOKEN は、ご自身のチャンネルアクセストークンに書き換えてください。

const TOKEN = 'LINEのトークンを指定(取得方法：https://arukayies.com/gas/line_bot/gettoken)';

//メッセージを送ったらそのユーザーIDを返信する
function doPost(e) {
  // Webhookで受信した応答用データを取得
  const responseLine = e.postData.getDataAsString();
  // JSON形式に変換
  const event = JSON.parse(responseLine).events[0];
  // 応答用トークンを取得
  const replyToken = event.replyToken;
  // ユーザーIDを取得
  const userID = event.source.userId;

  // 返信するメッセージを作成
  const LineMessageObject = [{
    'type': 'text',
    'text': `あなたのユーザーID: ${userID}`
  }];

  // 応答メッセージ用のヘッダーを作成
  const replyHeaders = {
    'Content-Type': 'application/json',
    'Authorization': 'Bearer ' + TOKEN
  };

  // 応答メッセージ用のペイロードを作成
  const replyBody = {
    'replyToken': replyToken,
    'messages': LineMessageObject
  };
  
  // 応答メッセージ用のオプションを作成
  const replyOptions = {
    'method': 'POST',
    'headers': replyHeaders,
    'payload': JSON.stringify(replyBody)
  };
  
  // LINE Messaging APIに応答メッセージを送信
  UrlFetchApp.fetch('https://api.line.me/v2/bot/message/reply', replyOptions);
}