Google Apps Script(GAS)を使えば、Googleスプレッドシートのセルのフォントスタイルを取得できるばい。特にgetFontStyle()
メソッドを活用すれば、セル内のテキストが「標準」「イタリック」「疑似イタリック」のどれなのかを簡単に取得できるけ!この記事では、初心者でも分かりやすく、このメソッドの使い方を解説していくばい。
フォントスタイルとは?
Googleスプレッドシートで使えるフォントスタイルは、以下の3種類じゃ。
- normal:標準の直立書体
- italic:右に傾いたイタリック体
- oblique:機械的に傾斜をつけた疑似イタリック体
通常の業務では「italic」を使うことが多く、「oblique」はほぼ使われんじゃろうね。
getFontStyle()メソッドの基本
このメソッドを使うことで、セルのフォントスタイルを取得できるっちゃ!
使い方
const sheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getActiveSheet();
const range = sheet.getRange("A1");
const fontStyle = range.getFontStyle();
console.log("A1のフォントスタイル: " + fontStyle);
このコードを実行すると、A1セルのフォントスタイル(”normal”、”italic”、”oblique”のいずれか)がログに表示されるけ。
複数セルの場合
const range = sheet.getRange("A1:C3");
const fontStyles = range.getFontStyles();
console.log(fontStyles);
複数のセルを選択した場合は、2次元配列でそれぞれのフォントスタイルを取得できるばい。
getFontStyle()の活用例
イタリックのセルをハイライトする
function highlightItalicCells() {
const sheet = SpreadsheetApp.getActiveSheet();
const range = sheet.getDataRange();
const styles = range.getFontStyles();
styles.forEach((row, i) => {
row.forEach((style, j) => {
if (style === "italic") {
sheet.getRange(i + 1, j + 1).setBackground("#FFF3CD");
}
});
});
}
このスクリプトを実行すると、イタリックのセルが黄色くなるっちゃ!
getFontStyle()の注意点
リッチテキストには未対応
リッチテキスト(セル内の一部だけ異なるフォントスタイルを設定したテキスト)の場合、getFontStyle()
は最初の部分のスタイルしか取得できんばい。リッチテキストを扱うにはgetRichTextValue()
を使う必要があるけ。
大量データ処理には最適化が必要
何千、何万行のデータを処理するときは、getFontStyles()
を使って一括取得するとパフォーマンスが向上するばい。
まとめ
getFontStyle()
メソッドを使えば、スプレッドシート内のフォントスタイルを簡単に取得できるばい。業務でのデータ整理やフォーマットチェックに活用できるけ、ぜひ試してみてね!
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