エアコンの汚れ、見て見ぬフリしていませんか?
夏や冬に大活躍のエアコンですが、内部はホコリや湿気でカビの温床になりがちです。 実際に我が家の古いエアコンを覗いてみると…
(※閲覧注意)

送風ファンにびっしりついたカビ
送風ファンには黒いカビがびっしり。これでは使う気になれません。

吹き出し口から見えるカビ
吹き出し口の奥もこの通り。こんな空気を吸っていたかと思うとゾッとします。
専門業者に頼むと1台1万円以上かかるエアコンクリーニング。 「なんとか自分で、安く、徹底的にきれいにできないか?」と考え、素人ながら限界まで分解洗浄に挑戦してみました。
結果、かかった費用は洗浄剤など約1,300円のみ! この記事では、その具体的な手順とコツを詳しくご紹介します。
エアコン掃除に必要な道具一覧
まず、今回のクリーニングで使用した道具はこちらです。すでに家にあるものも多いかもしれません。
- エアコン洗浄剤: 冷却フィンや送風ファンの洗浄に。2本セットを複数用意しました。
エアコン洗浄剤 を各ショップで検索 - 折りたたみ踏み台: 高所作業の必需品。一家に一台あると便利です。
踏み台 折りたたみ椅子 を各ショップで検索 - ドライバーセット: エアコンのカバーや部品を外すために使います。
ドライバーセット 工具 を各ショップで検索 - 掃除機+アタッチメント: フィルターや本体のホコリ除去に。細かい場所を掃除できるアタッチメントが非常に役立ちます。
掃除機 アタッチメント を各ショップで検索 - お掃除シート: 部品の拭き掃除に。除菌タイプがおすすめです。
お掃除シート を各ショップで検索 - 酸素系漂白剤: 外装カバーなどのプラスチック部品をつけ置き洗いし、除菌・消臭します。
酸素系漂白剤 を各ショップで検索 - 養生シート(大きめのゴミ袋でも可): 洗浄剤が壁や床に飛び散るのを防ぎます。
エアコン 洗浄カバー を各ショップで検索 - タオル: 汚れた水分の拭き取りに数枚あると安心です。
【実践】エアコン分解クリーニングの手順
STEP1: 安全第一!コンセントを抜く
作業を始める前に、必ずエアコンのコンセントを抜いてください。 感電や故障の原因となり、非常に危険です。

作業前にコンセントを抜く

安全のため、必ず電源オフ
STEP2: フィルターと外装カバーを外す
まず、エアコンの前面パネルを開け、フィルターを取り外します。 お掃除機能付きの場合は、そのユニットごと外しましょう。

フィルターを取り外す
次に、外装カバーを固定しているネジを外していきます。ネジは化粧蓋で隠されていることが多いので、見落とさないように注意してください。

隠れているネジを外す(左)

外装カバーを慎重に持ち上げて外す
STEP3: 風向きルーバー(羽)を外す
風向きを調整するルーバー(羽)を外します。 多くの場合、中央部分を少ししならせるようにすると、左右のツメから外すことができます。

ルーバー中央のツメを外す

すべてのルーバーを取り外した状態
STEP4: ドレンパンを外す(※分解の最難関)
ドレンパンは結露した水の受け皿で、カビが最も発生しやすい場所の一つです。 ここを掃除できるかが、クリーニングの質の分かれ目です。
※注意: 電装部品に繋がるコネクタを多数外す必要があり、分解の難易度が一気に上がります。自信のない方は無理せず、見える範囲の掃除に留めましょう。
まず、電装部品のカバーを外し、基盤に繋がっているコネクタを抜いていきます。後で元に戻せるよう、スマートフォンで写真を撮りながら作業することを強く推奨します。

電装部品のカバーを開ける

コネクタの位置を写真で記録
コネクタを全て外すと、ドレンパンが取り外せるようになります。

取り外したドレンパン(カビだらけ)
STEP5: 取り外したパーツを丸洗いする
取り外したフィルターや外装、ドレンパンなどを洗浄します。
まず掃除機で大まかなホコリを吸い取ります。

アタッチメントでフィルターのホコリを吸引
その後、お風呂場などで丸洗いします。外装などの大きなパーツは、浴槽に酸素系漂白剤を溶かしたお湯を張り、つけ置きするのがおすすめです。

酸素系漂白剤でつけ置き除菌
洗浄後は、タオルで水気を拭き取り、完全に乾かします。

洗浄後のパーツを乾燥させる
STEP6: 本体内部(冷却フィン・送風ファン)を掃除する
いよいよ本体内部の洗浄です。壁や床が汚れないよう、養生シートでしっかり保護しましょう。

養生をして洗浄スプレーを準備
冷却フィンの掃除
アルミ製の冷却フィンに、エアコン洗浄スプレーを吹きかけます。汚れがドレンホースを通って屋外に排出されます。
送風ファンの掃除
送風ファンは手が届きにくく、汚れがこびりついている場所です。 まず洗浄スプレーを吹き付け、汚れを浮かせます。

タオルで養生しつつ、ファンにスプレー
その後、割り箸にお掃除シートを巻き付けたものなどで、ファンの羽一枚一枚を丁寧に拭き上げていきます。

手作りお掃除棒で細かい部分を拭く
地道な作業ですが、効果は絶大です。

ビフォー:カビで真っ黒なファン

アフター:本来の色を取り戻したファン
STEP7: 組み立てと動作確認
全てのパーツが完全に乾いたら、分解した時と逆の手順で組み立てていきます。 撮っておいた写真を見ながら、コネクタの差し忘れやネジの締め忘れがないか確認しましょう。
全て元通りに組付けたら、コンセントを差し込み、正常に動作するか確認して完了です!

クリーニング完了後のエアコン
まとめ:自分でやれば低コストで徹底的にきれいにできる!
今回、素人ながら限界までエアコンの分解清掃に挑戦し、見違えるほどきれいになりました。 時間と手間はかかりますが、業者に頼む数分の一の費用で、カビ臭くないクリーンな空気が手に入り、大満足です。
ただし、電装部品の分解はリスクも伴うため、自信のない方は無理せず、フィルターや見える範囲の掃除から始めてみるのがおすすめです。
今回の反省点として、洗浄剤をスプレーする際の養生が少し甘かったので、次回は専用の洗浄カバーを用意しようと思います。これがあれば、もっと大胆に水を使った洗浄ができそうです。

この記事が、皆さんのエアコンクリーニングの参考になれば幸いです。

